阪神・淡路大震災30年
~震災の教訓を繋ぐ~
姫路市立飾磨高等学校 同窓会
2024年9月14日(土)開催しました。
姫路市立飾磨高等学校 同窓会 鹿陵会講演会
2024年9月14日(土)
2024年9月14日(土)、アクリエひめじで、飾磨高校卒業生(28期生)の金居 光由(かない みつよし)氏をお招きし、元・神戸新聞社写真記者が語り継ぐ記憶と体験の講演会「震災報道・地元紙の役目とは―震災の教育を語り継ぐ―」を開催いたしました。
今回の講演会は、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えるにあたり、復興を未来に繋ぐ取り組みとして開催いたしました。
告知から開催までの期日が短かったのですが、当日は、様々な年代の卒業生・同窓生約100名の皆様にご来場いただき、盛大に開催することができました。
金居氏は、現在、元写真記者として震災の経験を語り続けています。震災当時の様子を通して、記者としての信念、新聞社の考え方、自身の向き合い方など、金居氏の想い・視点に深くうなづく方、当時の写真を見て涙する方もおられました。
スライドショーをまじえてのトークセッション、金居氏の信念がより深く引き出される写真の数々、実話に引き込まれあっという間の2時間でした。
今回の講演会は、同窓生のご家族も参加でき、震災を知らない子どもさんといっしょに来られた同窓生もおられました。「当時、生まれたばかりだった子がこうして30歳になろうとしています。」と、30年をへて今生きていること、生まれた地で起きたことを受け止められており、わたしたち大人が思う以上に、若い世代が語りの場を求めていることに気付かされました。
参加されている同窓生の中には、現在会社の役職をされている方もおられ、講演会がおわった後、「今まで以上に社内の防災対策業務を強化していきたい」と感想をいただきました。
講演の中で、震災15年(2010年 1月)フジテレビが制作したTV映画『阪神・淡路大震災から15年 神戸新聞の7日間 ~命と向き合った被災記者たちの闘い~」を紹介いただきました。主人公の写真部記者を櫻井翔が演じるドキュメンタリードラマです。金居氏も出演しています。当時、がれきの中で新聞を作り続けた被災記者たちのお話しも聞かせていただきました。
講演会に多数ご参加いただ皆さま誠にありがとうございました。また、この講演会の実施にあたっては、鹿陵会役員による準備のおかげです。聴講者から大反響となり成功に終わらせることができましたこと深く感謝申し上げます。
(同窓会 鹿陵会 事務局)