姫路市立飾磨高等学校 同窓会

　この度、鹿陵会会長に就任いたしました、40期生の井川一善と申します。
　先輩方が築き上げて来られた、歴史と伝統ある鹿陵会に於いて、浅学菲才な私が会長の職に就かせて頂く事は、身に余る事でございますが、ご推挙頂きましたからには、全身全霊で職責を全うして参りますので、鹿陵会役員、学年幹事をはじめ、会員の皆様のご協力を賜ります様、衷心よりお願い申し上げます。
　さて、飾磨高校は昨年、学校創立80周年を迎えましたが、皆様ご承知のとおり現在、姫路市立高等学校在り方方針が策定され、令和8年度の開校に向けて市立三校の統合再編が進められています。
　少子化が進行するなかでは致し方ない反面、母校が無くなるという事は、我々卒業生にとって、痛惜に堪えない思いであります。
　この事は、鹿陵会にとっても大きな転換期となる事は否めませんが、皆様の心を一つにして組織の強化を図り、諸課題に取り組む事が私の責務と認識しております。
　その第一歩と致しまして、各卒業期から鹿陵会へ参画して頂ける方をお招きし、幅広い年代の思いを集約できる方策を講じて参ります。
　三校が統合された新校に飾磨高校の校風や伝統を必ず受け継がせ、特色ある学校づくりを実現する為には、鹿陵会の力は不可欠であり、存在意義はこれまで以上に重要であると考えます。
我が国が目指す未来社会Society 5.0へ向けた取組は、私たちの想像を絶するスピードで進む事となり、大きく社会構造が変化するなか、将来、新校で学ぶ生徒たちは、それに順応できる人材である事が求められます。
　また、未来社会Society 5.0をリード出来る人材を育成する教育を提供する事は、必ず新校の特色の一翼となるでしょう。
　私たち鹿陵会は、皆様の思いを集約して意見が出来る組織として、これからも存在しなければならないですし、将来を担う後輩たちへ常にエールを送り、見守り続けられる存在でありたいと考えます。
　そして何はともあれ、会員おひとりおひとりが、母校である飾磨高校の想い出や風景を、いつまでも心に留められる様、鹿陵会を運営して参りますので宜しくお願い申し上げます。

同窓会 鹿陵会　会長　　井川　一善