鹿陵会塾「飾磨高校在学生に語る会」
姫路市立飾磨高等学校 同窓会
2020年12月7日(月)開催
第4回 鹿陵会塾「飾磨高校在学生に語る会」講演会
日時:2020年12月7日(月)13時~
演題:「銀細工と生活工芸」
講師:三輪周太郎(Shutaro Miwa)さん(49回生)
場所:マルチパルホール
(2020年12月7日)
母校で鹿陵会塾「飾磨高校在学生に語る会」講演会を開催しました。
当日は、在校生・職員・OBの皆様、約100名にお集まりいただき心より感謝申し上げます。
(写真:同窓会 鹿陵会 会長 田上則之 氏)
最初に飾磨高校同窓会 鹿陵会 田上則之 会長より開催の挨拶、続いて飾磨高校の山口校長より、母校と同窓会との連携と絆についての挨拶がありました。
(写真:姫路市立飾磨高等学校 第20代校長 山口正夫 氏)
三輪周太郎(Shutaro Miwa) 氏の講演は、演題「銀細工と生活工芸(つくってうっていきる)」と題され、高校在学中に彫金に出会い自分の一生の仕事になればとこの世界に飛び込みましたと、作家になったきっかけや作品ができるまでの工程、ものづくりへの熱い想いを語っていただきました。
「夢は銀細工職人(シルバースミス)」----
まずはアクセサリーを作るところから始めましたが作り方を当然分かるはずも無く、宝飾関係の仕事についていた父の紹介で彫金教室に通いながら技術を学んできました。
(写真:講師 三輪周太郎 氏)
それから25年が経ちましたが未だに多くの事を学ぶ日々です。
成功体験より失敗する事ばかりですがその中から自分なりのスタイルを身につけ世間から作家と呼ばれるようになるまでのお話をさせていただきます。
現在は銀製のカトラリーや銅製のプレート、貴金属のアクセサリー、オブジェなどを制作し全国のギャラリーでの展示会や企業からの依頼を受けてオリジナル商品の制作を行っております。
一昨年からはシンガポール、中国(杭州、上海)での作品の取り扱いが始まりました。
「これからの活動について」---
作品は多くの方に認知はされてきましたが一点一点を手作りで制作しておりますので全ての声に対応出来かねております。
それでもお待ちくださっている方に満足いただける品を届けられるように精進してまいります。
まだ先にはなりますが後人への技術の伝達が叶いましたら幸いです。
経歴
1978年 姫路市生まれ
1996年 姫路市立飾磨高等学校卒業
1996年 日本宝飾クラフト学院 基礎コース入学
1997年 大谷宇司 氏に師事
1999年 独立
独立後は全国のクラフトフェアーやギャラリーに出品
2016年 黒川録朗賞受賞
「作品の紹介」−−−
講演会「銀細工と生活工芸(つくってうっていきる)」
1 現在の仕事の内容を紹介
2 この世界に入ったきっかけ
3 高校生活と仕事がどう関わるのか
4 在校生に伝えたいこと
5 質疑応答
先輩の活躍は、在校生にとっても目標になります。 先輩から学び得たことを活かし、「夢に向って更なる努力をして、しっかりと掴んで欲しい」、改めて考える機会となりました。 関係者の皆様、当日の開催にご尽力下さいました皆様、足をお運びくださいました皆様、ありがとうございました。
鹿陵会 事務局・広報・企画部会 一同
第4回目となる「鹿陵会塾」は、ものづくりに関心がある在校生を中心に、同窓生、教員など、多くの方にお越しいただきました。 今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、母校の協力・ご配慮をいただき、広い会場で行いました。また、ソーシャルディスタンスを確保し、換気のため窓を開けたままで開催しました。
(当日の会場の様子)
会場は将来の夢を持つ大勢の後輩たちでにぎわいました。
(三輪周太郎さん(49回生))
在校生に伝えたいこと「夢」を持つこと。
同窓会「鹿陵会」からも出席しました。 関係者皆様、ありがとうございました。